◆ 2003.04.21 Mon

雨音。

雨音は人間を「思考」させる。

淡々と流れていく「時間」を生々しく感じとる自分がいる、
死に向かって歩き続ける人間たちをイメージする。
長い道を行進するように歩き続ける人間の長い列。

奇妙な事に彼等はずっとうつむきながら歩いている、
それは死という現実から目を背けているに違いなかった。
人生のその時々のもっともらしい営みを「生きる意味」とし、
定義づけながら長い道を歩いている。儚い人間達。

雨音の不規則なリズムが微かに聴こえている…
そこにオーディオから微かに流れるピアノの音色、
グールドの奏でるゴールドベルグ変奏曲が溶ける。
今まで聴いたことのない「音楽」がそこに現れた。
規則と不規則の奇妙な調和の中で溜め息を漏らす。

今日も人間達が死に向かって歩き続けている。


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