◆ 2007.10.31 Wed
インドの健康エロと日本の退廃エロ
妙に日本語が流暢なインド人がいるインド料理屋にカレーを食べに行ってきた。店内の大きな液晶テレビでインド映画(DVDが店内で販売されている)がずっと流れているのだが、なかなか興味深いテイストで僕は思わず釘付けになってしまった。
なぜか男性の髪型がウエストサイドストーリーを彷彿とさせるリーゼント、一昔前のアメリカ映画のような懐かしい雰囲気が漂っている。男女が求め合うシーンには現代に見られるような退廃や不健康さは微塵もなく非常に健康的だ、きっと彼らは朝食で野菜スティックを齧り休日はエアロビクスを興じているに違いない。健全なエロティシズムに見ているこっちが恥ずかしくなる。
高校時代に学んだ古文なんかを思い出してみて、日本のエロティシズムって昔っから文学的だったんだなって思う。月の光も届かない暗い部屋で、香の匂いで相手が誰かを認識し情事に臨む…みたいな。(それって目隠しプレイじゃねえか!)その名残かどうかは分からないが日本人の90%くらいは今でも部屋を暗くしてセックスをするわけだ。
これは「日本人は恥ずかしがりやだから」とか、そんな短絡的な理由じゃ片付けられないぜ。日本人はセックスを肉体と肉体のぶつかり合うスポーツ的な行為ではなく、精神と精神のぶつかり合うクレバーな行為へと高めようとしてきたに違いあるまい!文学的な意味で、セックスが最も美しいのは日本かもしれないと思う。
世界にそういう詩的なラブシーンを広めたのは日本なのかもしれない、実際のところ現代の海外映画のラブシーンの中にも日本的な奥床しさが漂うものが増えたように思う。安倍さん的に言えば「セックスの美しい国」、かつ麻生さん的にいえば「とてつもないセックスをする日本」というわけだ。これは十分世界に誇っていいと思う。いや、嘘かもしれない。
そんなガキ共がドン引きしちゃう話はさておき、カレー美味かった。食べてる最中にふと思ったんだけど、ナンとフォカッチャって似てるよね。インドとイタリアという発祥の違いこそあれ、原料はほとんど同じような気がする。こんどインド人に聞いてみよう。いや…ググった方が早いかもしれない。いや、本当はどうでもいい。(自己完結)
「中国はこれから(経済的に)来ると思う」なんてアナリストの受け売りで言ってる人が多いわけだが、実際に行ってみて目の当たりにしたあの粗雑な国民性を考えると正直たかが知れてると思うがどうか。実際取引してる会社員の話を聞いても、契約とか簡単に破るらしいし。クレバーで誠実なインドの方が将来性を感じる、質より量の時代はいい加減もうそろそろ終わっていい気がしている。
コメントを頂いたのでやりとりをそのまま紹介。
やっぱ中国は強いのか、生産性においては圧倒的なんでしょうね。ただ僕が一番引っ掛かっているのは成長の「アンバランスさ」、現代的で立派なビルが立ち並ぶ大通りから一歩街に足を踏み入れると、民衆の暮らしはまだ変わってなくて、小さい子供が「謝謝」なんて言いながらお金をせがんできたりして。そういうアンバランスさです。
ハードばかりが急成長していてソフトが追い付いてないというか、民衆の意識・文化っていうのはそんなにすぐに変われない気がします。外資がガンガン入ってくるという点で、太平洋戦争後の日本とはだいぶ色合いが変わっているように思うのですが実際どうなのでしょう?すぐに高齢化社会に突入っていうのは気付かなかった、本当だ!!
ちょっと気になったのでインド人と働いてる友人に聞いたら「インド人もけっこうテキトーだよ」だそうです、わはは
外資にとって魅力的でなかったんですね、日本はラッキーだったな。確かに中国人は国を信用していないですね、体制的に仕方ないけど。あの妙な捻くれの根源はその「不信感」にあるのかなと思いました。
なぜか男性の髪型がウエストサイドストーリーを彷彿とさせるリーゼント、一昔前のアメリカ映画のような懐かしい雰囲気が漂っている。男女が求め合うシーンには現代に見られるような退廃や不健康さは微塵もなく非常に健康的だ、きっと彼らは朝食で野菜スティックを齧り休日はエアロビクスを興じているに違いない。健全なエロティシズムに見ているこっちが恥ずかしくなる。
高校時代に学んだ古文なんかを思い出してみて、日本のエロティシズムって昔っから文学的だったんだなって思う。月の光も届かない暗い部屋で、香の匂いで相手が誰かを認識し情事に臨む…みたいな。(それって目隠しプレイじゃねえか!)その名残かどうかは分からないが日本人の90%くらいは今でも部屋を暗くしてセックスをするわけだ。
これは「日本人は恥ずかしがりやだから」とか、そんな短絡的な理由じゃ片付けられないぜ。日本人はセックスを肉体と肉体のぶつかり合うスポーツ的な行為ではなく、精神と精神のぶつかり合うクレバーな行為へと高めようとしてきたに違いあるまい!文学的な意味で、セックスが最も美しいのは日本かもしれないと思う。
世界にそういう詩的なラブシーンを広めたのは日本なのかもしれない、実際のところ現代の海外映画のラブシーンの中にも日本的な奥床しさが漂うものが増えたように思う。安倍さん的に言えば「
そんなガキ共がドン引きしちゃう話はさておき、カレー美味かった。食べてる最中にふと思ったんだけど、ナンとフォカッチャって似てるよね。インドとイタリアという発祥の違いこそあれ、原料はほとんど同じような気がする。こんどインド人に聞いてみよう。いや…ググった方が早いかもしれない。いや、本当はどうでもいい。(自己完結)
「中国はこれから(経済的に)来ると思う」なんてアナリストの受け売りで言ってる人が多いわけだが、実際に行ってみて目の当たりにしたあの粗雑な国民性を考えると正直たかが知れてると思うがどうか。実際取引してる会社員の話を聞いても、契約とか簡単に破るらしいし。クレバーで誠実なインドの方が将来性を感じる、質より量の時代はいい加減もうそろそろ終わっていい気がしている。
コメントを頂いたのでやりとりをそのまま紹介。
やはり人口が多くて人件費が安い国は強いです(昔の日本も通った道を歩んでるかんじ)。 けど、彼らは一人っ子政策なので、すぐに高齢化社会に突入します。あーかわいそう(←あんまりホンキで思っていない)。
インドでも仕事しましたが、インドの人も・・・・。 ただ、中国もインドも、古くからの文明国なので、すごい仕事をする人はすごいです。
やっぱ中国は強いのか、生産性においては圧倒的なんでしょうね。ただ僕が一番引っ掛かっているのは成長の「アンバランスさ」、現代的で立派なビルが立ち並ぶ大通りから一歩街に足を踏み入れると、民衆の暮らしはまだ変わってなくて、小さい子供が「謝謝」なんて言いながらお金をせがんできたりして。そういうアンバランスさです。
ハードばかりが急成長していてソフトが追い付いてないというか、民衆の意識・文化っていうのはそんなにすぐに変われない気がします。外資がガンガン入ってくるという点で、太平洋戦争後の日本とはだいぶ色合いが変わっているように思うのですが実際どうなのでしょう?すぐに高齢化社会に突入っていうのは気付かなかった、本当だ!!
ちょっと気になったのでインド人と働いてる友人に聞いたら「インド人もけっこうテキトーだよ」だそうです、わはは
実際に2年くらい住んで思ったけれど、確かにアンバランスでしたね〜。
太平洋戦争の後の日本とは色合いは違うのですが、むしろ国としての雰囲気は明治の日本と近いのかも(ただ、幸運なことに、外資にとっては市場として日本は中国ほど魅力ではなかったみたいです)
しかし、あれですよ、中国人は国を全く信用していませんからね。高収入の人でも、貯金をする人はホント少ないです(何があるかわからないから)。というか身内しか信用していないと思います。同族企業ばかりなので、世界的規模の企業ってないですもんね。
外資にとって魅力的でなかったんですね、日本はラッキーだったな。確かに中国人は国を信用していないですね、体制的に仕方ないけど。あの妙な捻くれの根源はその「不信感」にあるのかなと思いました。
◆ 2007.10.27 Sat
クライバーのブラ4
今は亡きクライバーが1996年に指揮したブラームスの交響曲第4番の映像があって、凄くお気に入りだったりする。僕自身は彼のDVDは全部持ってたりするんだけど、YouTubeに最近ブラ4の映像がアップされてたみたいのでここに紹介してみます。
弦楽器奏者は気付くと思うけど、まんべんなく音を鳴らすためにプルトごとに弓のアップダウンをわざと逆にしている。これをプロにやらせちゃうクライバーが凄い。そしてこの天衣無縫な棒さばきと、自由な音楽。彼の音楽に触れていると、「非日常の世界へようこそ」という声が聞こえてくる気がする。
【曲目】 ブラームス/交響曲第4番
【演奏】 カルロス・クライバー指揮/バイエルン国立歌劇場管弦楽団
第1楽章
第2楽章
第3楽章
第4楽章
このときは体調も良くなかったしクライバーの演奏の中では完璧なものとは言いがたいんだけど、やっぱり魅力的な演奏だと思う。このYouTubeの映像は音質が悪すぎて音の情報量がほとんど伝えられていないので、興味とお金のある人はDVDを買ってみてよ。
弦楽器奏者は気付くと思うけど、まんべんなく音を鳴らすためにプルトごとに弓のアップダウンをわざと逆にしている。これをプロにやらせちゃうクライバーが凄い。そしてこの天衣無縫な棒さばきと、自由な音楽。彼の音楽に触れていると、「非日常の世界へようこそ」という声が聞こえてくる気がする。
【曲目】 ブラームス/交響曲第4番
【演奏】 カルロス・クライバー指揮/バイエルン国立歌劇場管弦楽団
第1楽章
第2楽章
第3楽章
第4楽章
このときは体調も良くなかったしクライバーの演奏の中では完璧なものとは言いがたいんだけど、やっぱり魅力的な演奏だと思う。このYouTubeの映像は音質が悪すぎて音の情報量がほとんど伝えられていないので、興味とお金のある人はDVDを買ってみてよ。
◆ 2007.10.27 Sat
タンポポの憂鬱
友人と昔の教科書に出てきた話の話題で盛り上がった。
その中でたんぽぽはるかちゃんの詩の話になった。昔、国語の教科書に出てきた工藤直子さんの詩集「のはらうた」からの作品。シンプルだが非常にインパクトのある内容だったので。記憶の片隅に残っている人も多いだろう。
今改めてこの詩を読んで、悶々とした歌だったんだなぁとしみじみ。本当に会いたいなら、その根を引きずってでも会いに行けばいいと思うし。綿毛のような曖昧な自己表現ばかりを繰り返していたら、いつまでたっても会えやしない。自分の曖昧さと未熟さに酔い痴れ、結局は甘えているんだ。
最近周りの目とか世間体とかどうでも良くなってきた、他人にとってどうかなんて大して重要じゃない。間違った美徳を振りかざして一番大切なモノを置き去りにしてた過去の大きな矛盾を考えたら、自分の気持ちに「素直に」なれている分、今の自分はずっと健全なのかなと思う。よくわからん。
「僕は綿毛なんか飛ばさない、だからこの足で君に会いにきた」
その中でたんぽぽはるかちゃんの詩の話になった。昔、国語の教科書に出てきた工藤直子さんの詩集「のはらうた」からの作品。シンプルだが非常にインパクトのある内容だったので。記憶の片隅に残っている人も多いだろう。
会いたくて
会いたくて
会いたくて
今日も綿毛を飛ばします
今改めてこの詩を読んで、悶々とした歌だったんだなぁとしみじみ。本当に会いたいなら、その根を引きずってでも会いに行けばいいと思うし。綿毛のような曖昧な自己表現ばかりを繰り返していたら、いつまでたっても会えやしない。自分の曖昧さと未熟さに酔い痴れ、結局は甘えているんだ。
最近周りの目とか世間体とかどうでも良くなってきた、他人にとってどうかなんて大して重要じゃない。間違った美徳を振りかざして一番大切なモノを置き去りにしてた過去の大きな矛盾を考えたら、自分の気持ちに「素直に」なれている分、今の自分はずっと健全なのかなと思う。よくわからん。
「僕は綿毛なんか飛ばさない、だからこの足で君に会いにきた」
◆ 2007.10.18 Thu
美しくない国
16日の参院予算委員会でものすごいパンドラの箱が開けられたらしい。
びっくらこいた。この手の話は過去に関連の著書読んだからある程度知ってるけど、実際それを目の当たりにすると恐ろしくて震えてしまう。速記中止、音声停止…国家の本当の闇を知る権利は国民にはない。
マスコミさえ黙認する国家のタブー、日本は怖い国だ。確かにとてつもないけど、美しくはない。政教分離の原則が及ばぬ聖域がこの国の政治には存在している、そこら辺のホラー映画よりずっと恐ろしい「ノンフィクション」がここには刻まれている。
別に僕はここで何も否定しようとは思ってない、ただひたすら戦慄を覚えただけだ。
びっくらこいた。この手の話は過去に関連の著書読んだからある程度知ってるけど、実際それを目の当たりにすると恐ろしくて震えてしまう。速記中止、音声停止…国家の本当の闇を知る権利は国民にはない。
マスコミさえ黙認する国家のタブー、日本は怖い国だ。確かにとてつもないけど、美しくはない。政教分離の原則が及ばぬ聖域がこの国の政治には存在している、そこら辺のホラー映画よりずっと恐ろしい「ノンフィクション」がここには刻まれている。
別に僕はここで何も否定しようとは思ってない、ただひたすら戦慄を覚えただけだ。
◆ 2007.10.18 Thu
運命は蜘蛛の糸
時々、半分冗談で「生まれ変わりたい!」なんて台詞を吐いてしまう。
でも、僕は何度人生やり直しても結局は同じような道を辿ってたんじゃないかな。きっと人生はそんなもの、だから人間は「僕は君に会うために生まれてきたのかもしれない」なんて言葉を熱っぽく吐きたくもなるんだ。
いわゆる「運命」っていうのはいつも「後付けの概念」だけど、今になってみればそれはまさしく運命だと思う。だからジタバタしてもしょうがないときもあるんだよな、どっしり腰を据えて運命を待つことも人間には必要だな。
運命はまるで蜘蛛の糸、もがけばもがくほど複雑に絡み合う。逆効果。
でも、僕は何度人生やり直しても結局は同じような道を辿ってたんじゃないかな。きっと人生はそんなもの、だから人間は「僕は君に会うために生まれてきたのかもしれない」なんて言葉を熱っぽく吐きたくもなるんだ。
いわゆる「運命」っていうのはいつも「後付けの概念」だけど、今になってみればそれはまさしく運命だと思う。だからジタバタしてもしょうがないときもあるんだよな、どっしり腰を据えて運命を待つことも人間には必要だな。
運命はまるで蜘蛛の糸、もがけばもがくほど複雑に絡み合う。逆効果。
◆ 2007.10.17 Wed
身近な関係におけるマスコミ的な人々
マスコミ批判する人は多いし、自分もたまにそんな文章を書く。
ただ、もっと現実的な意味での本音を言わせてもらえばもっと「身近な関係」の中で誤解をどんどん膨らませて虚構を作りだす人々の方が自分にとってはずっと恐ろしく、悩ましい存在だと思っている。そう、空気のように漂っている曖昧ないわゆる「世間」の心配をしているほど、我々には余裕がない。
最近だと、ボクシングファンでもない人たちが急に思い立ったようにボクシング界の将来を心配しているのが少し滑稽に見えてしまった自分がいた。将来がそんなに心配なら、普段からチケット買って会場に足を運べばいいと思う。まぁ日本のモラルが死んでないことが証明されたのは良かったんだけど。
人間は「人間」でしかない、その人間の「真実」はその人がいる「その場所」にしかない。しかし「思想」というものはその本人がいなくても勝手に形を変え一人歩きしていく、浅はかな感覚から生まれる「無意識の欺瞞」ほど残酷なものはない。
データが不足していてもそれを都合よく埋める独創性を持った人間はある意味怖い存在だ。コンピュータの方がずっと健全、「データガ、フソクシテイマス」って正直に言うから。
音楽においても、「日本のオケは…」とか「カラヤンは…」なんて言ってる人の殆どが、実際の演奏なんて殆ど聴いてない人ばかりだったりする。他人の言ってる発言を見聞きして無意識に、そういうものとして自分の感覚であるかのように「錯覚してる」だけだ。エピゴーネン(亜流)なんかよりずっとお粗末だと思う。
言葉を発する時に人は無意識に情報の取捨選択を物凄い速度で行っている、そこで選ばれる個々の情報の中に「自分」がいないならば、安易に物を言うのはやめたほうがいい。他人のことを語ろうと思うなら、その前にまずその人と実際に触れ合うべきだし、それが出来ないならばせめてその人と実際に触れ合っている人間の言葉に耳を傾けるべきだと思う。
重ねて言うが人間は「人間」でしかないんだ。
僕にはそんな自分を失った意見を簡単に口にできる周囲の人間の方がある意味でずっとマスコミ的だと思っている、ギクリと思った人は流行に乗っかって「でもそんなのカンケーねぇ!」とか言ってないで、もう少し繊細に言葉を選びながら生きてみてください。(笑)
ただ、もっと現実的な意味での本音を言わせてもらえばもっと「身近な関係」の中で誤解をどんどん膨らませて虚構を作りだす人々の方が自分にとってはずっと恐ろしく、悩ましい存在だと思っている。そう、空気のように漂っている曖昧ないわゆる「世間」の心配をしているほど、我々には余裕がない。
最近だと、ボクシングファンでもない人たちが急に思い立ったようにボクシング界の将来を心配しているのが少し滑稽に見えてしまった自分がいた。将来がそんなに心配なら、普段からチケット買って会場に足を運べばいいと思う。まぁ日本のモラルが死んでないことが証明されたのは良かったんだけど。
人間は「人間」でしかない、その人間の「真実」はその人がいる「その場所」にしかない。しかし「思想」というものはその本人がいなくても勝手に形を変え一人歩きしていく、浅はかな感覚から生まれる「無意識の欺瞞」ほど残酷なものはない。
データが不足していてもそれを都合よく埋める独創性を持った人間はある意味怖い存在だ。コンピュータの方がずっと健全、「データガ、フソクシテイマス」って正直に言うから。
音楽においても、「日本のオケは…」とか「カラヤンは…」なんて言ってる人の殆どが、実際の演奏なんて殆ど聴いてない人ばかりだったりする。他人の言ってる発言を見聞きして無意識に、そういうものとして自分の感覚であるかのように「錯覚してる」だけだ。エピゴーネン(亜流)なんかよりずっとお粗末だと思う。
言葉を発する時に人は無意識に情報の取捨選択を物凄い速度で行っている、そこで選ばれる個々の情報の中に「自分」がいないならば、安易に物を言うのはやめたほうがいい。他人のことを語ろうと思うなら、その前にまずその人と実際に触れ合うべきだし、それが出来ないならばせめてその人と実際に触れ合っている人間の言葉に耳を傾けるべきだと思う。
重ねて言うが人間は「人間」でしかないんだ。
僕にはそんな自分を失った意見を簡単に口にできる周囲の人間の方がある意味でずっとマスコミ的だと思っている、ギクリと思った人は流行に乗っかって「でもそんなのカンケーねぇ!」とか言ってないで、もう少し繊細に言葉を選びながら生きてみてください。(笑)
◆ 2007.10.17 Wed
ナントカの秋
何度も言ってるけど、秋が一年の中で一番好き。
この時期になると申し合わせたかのように「〜の秋だから、〜する」ってみんな言い始めるんだけど。読書する人はたいてい年中読書してるし、芸術鑑賞が好きな人は年中ちょこちょこ芸術鑑賞してると思うんだ。食欲なんて言わずもがなですね。(笑)
読書、芸術、食欲…他にも色々言われる。ミーハー的な匂いも期間限定的な要素も一切しないこれらの行為を、季節と結び付けるのはいくらなんでも無理があるだろうと思うわけだ。行為としては恒常的なニュアンスのものばかり並んでる。
みんな「きっかけ」を渇望してるんだろうな、きっかけはフジテレビだろうが秋だろうが本当は何でも良いんだ。季節に感化されること自体は素敵なことだけど、これに関しては季節というより「〜の秋」という「言いまわし」に乗っかってるだけのような感じがする。
というわけで今年も「俺の秋」がきました。これがコレクトな感覚でしょ。
他の季節にはないしんみりした雰囲気が好き、この時期にしかない景色と空気を味わえるのは幸せなことだ。強いて言うならこの季節は「思索の秋」かな、でも未来に向かってプラスな思索ができているなら詩的ではあっても決して病的な季節ではない。
ポジティブに行かなきゃ。自己暗示。
この時期になると申し合わせたかのように「〜の秋だから、〜する」ってみんな言い始めるんだけど。読書する人はたいてい年中読書してるし、芸術鑑賞が好きな人は年中ちょこちょこ芸術鑑賞してると思うんだ。食欲なんて言わずもがなですね。(笑)
読書、芸術、食欲…他にも色々言われる。ミーハー的な匂いも期間限定的な要素も一切しないこれらの行為を、季節と結び付けるのはいくらなんでも無理があるだろうと思うわけだ。行為としては恒常的なニュアンスのものばかり並んでる。
みんな「きっかけ」を渇望してるんだろうな、きっかけはフジテレビだろうが秋だろうが本当は何でも良いんだ。季節に感化されること自体は素敵なことだけど、これに関しては季節というより「〜の秋」という「言いまわし」に乗っかってるだけのような感じがする。
というわけで今年も「俺の秋」がきました。これがコレクトな感覚でしょ。
他の季節にはないしんみりした雰囲気が好き、この時期にしかない景色と空気を味わえるのは幸せなことだ。強いて言うならこの季節は「思索の秋」かな、でも未来に向かってプラスな思索ができているなら詩的ではあっても決して病的な季節ではない。
ポジティブに行かなきゃ。自己暗示。
◆ 2007.10.17 Wed
Radiohead - In Rainbows
RadioheadのIn Rainbowsを何度も聞き返している。
ようやく作品の全体像が見えてきた気がする、冷静に捉えたらこの時期にRadioheadがやらなくても良い音楽だったのかもしれない。でも聴いているうちにじわじわと歌詞の意味が心に響いてきて、このアルバムは全体である男性の「悲しい愛の歌(物語)」を成しているなと感じるようになった。
全てが全てというわけじゃないけれど、独り言みたいな歌詞ではなく、限定された「君(you)」が常に存在しているのがはっきりとわかる。今回のアルバムの最後の作品である「videotape」は、thomのピアノ弾き語りによるしっとりとした雰囲気の中で、最後は次のような下りによって締めくくられる。
意訳テキトー、引用した歌詞は上の動画では2分6秒あたりから始まります。歌詞を全部観たい人はこちらを参照してみてください、videotapeは天国に行ってしまった「僕(I)」と現実世界を生きる「君(you)」の精神的な意味での「接点」を表しているし、いなくなってしまった人間が呟く言葉であるという背景を踏まえるとかなり考えさせられる。
生きてなきゃ人を愛することはできない、やっぱり大切なのは「今」なんだよ。みんなも"face to memory"ではなく"face to face"で大切な人と向き合える「今」を大切にしてくださいな。本当は当たり前のことなんだけれど、そういう価値を僕は忘れかけてた気がする。
ようやく作品の全体像が見えてきた気がする、冷静に捉えたらこの時期にRadioheadがやらなくても良い音楽だったのかもしれない。でも聴いているうちにじわじわと歌詞の意味が心に響いてきて、このアルバムは全体である男性の「悲しい愛の歌(物語)」を成しているなと感じるようになった。
全てが全てというわけじゃないけれど、独り言みたいな歌詞ではなく、限定された「君(you)」が常に存在しているのがはっきりとわかる。今回のアルバムの最後の作品である「videotape」は、thomのピアノ弾き語りによるしっとりとした雰囲気の中で、最後は次のような下りによって締めくくられる。
This is my way of saying goodbye
(これが僕のさよならの言い方さ)
Because I can't do it face to face
(面と向かって言えやしないから)
I'm talking to you after it's too late
(もう手遅れになってるだろうけど君に語りかける)
From my videotape
(ビデオテープから君に)
No matter what happens now
(今から何が起こったとしても)
You shouldn't be afraid
(恐れることはないんだよ)
Because I know today has been the most perfect day I've ever seen.
(今日は、僕が今まで見た事もないくらいに最高の日なんだから。)
意訳テキトー、引用した歌詞は上の動画では2分6秒あたりから始まります。歌詞を全部観たい人はこちらを参照してみてください、videotapeは天国に行ってしまった「僕(I)」と現実世界を生きる「君(you)」の精神的な意味での「接点」を表しているし、いなくなってしまった人間が呟く言葉であるという背景を踏まえるとかなり考えさせられる。
生きてなきゃ人を愛することはできない、やっぱり大切なのは「今」なんだよ。みんなも"face to memory"ではなく"face to face"で大切な人と向き合える「今」を大切にしてくださいな。本当は当たり前のことなんだけれど、そういう価値を僕は忘れかけてた気がする。
◆ 2007.10.10 Wed
悩ますのも救うのも「君」
昨日は久しぶりにぐっすり眠れた!やった。
モーツァルトなんか聴かなくたって、人間は安らぎを感じれば寝る。何百年も聴かれている奇跡のように美しい音楽も、たった一人の人間の存在や心の安らぎに勝てない。音楽は音楽でしかない。音楽は「人間が」奏でている、その絶対的な「優位性」がある以上、音楽はたった一人の人間にさえ勝てない。
部屋の電気を消して、しばらく色んなこと考えてて昨日はたまたま上手く頭の中を整理できたのが良かった。ここにも覚え書きしとこ。
過去は「過去」として決然たる態度を持って扱うのが潔く、そんな生き方が美徳とされる大人の世界の扉はとっくに開け放たれていた。そんな世界にいるのは重々承知の上で、こっそり自分の部屋で隠し持った過去の「失敗のコレクション」を並べては、子供時代の宝物のように懐かしく眺めていた。
無垢な表現を使ってみたが、実際はナルシスティックな感傷に浸ることでしか得られないカタルシスをむさぼっているだけだ。経験というのは自分の中に無意識的に息づいているし、どこからともなく情報は伝わって他人はそれを面白おかしく語り合うのだから、振り返る必要なんてないのかも。
失敗の種類を沢山知っていることは良いことだと信じてる。でも自分のいないところで面白おかしく語られるのは、あまり気持ちの良いものじゃない。それが自分の宿命なんだと受け入れていても、僕の知らないところで「虚像」が一人歩きしていつのまにか、自分が「自分」でなくなってしまうのは少し怖かったりもするよ。
「飛び降りちゃったんだもの、パラシュートが開いてくれなきゃ困るんだ」
そんな冗談を言いながら本当はけっこう必死に生きてたりするよな。でもパラシュートが開かなかくて墜落したからといって死ぬわけでもない、こうして僕は今日もつまらない戯言を吐きながらちゃんと生きてる。失敗を誇らず恥じず、密かに確かにわが身の血肉とし未来を生きよう。そして迷ったら勇気のいる方へ。
勇気のいる方へ。
モーツァルトなんか聴かなくたって、人間は安らぎを感じれば寝る。何百年も聴かれている奇跡のように美しい音楽も、たった一人の人間の存在や心の安らぎに勝てない。音楽は音楽でしかない。音楽は「人間が」奏でている、その絶対的な「優位性」がある以上、音楽はたった一人の人間にさえ勝てない。
部屋の電気を消して、しばらく色んなこと考えてて昨日はたまたま上手く頭の中を整理できたのが良かった。ここにも覚え書きしとこ。
過去は「過去」として決然たる態度を持って扱うのが潔く、そんな生き方が美徳とされる大人の世界の扉はとっくに開け放たれていた。そんな世界にいるのは重々承知の上で、こっそり自分の部屋で隠し持った過去の「失敗のコレクション」を並べては、子供時代の宝物のように懐かしく眺めていた。
無垢な表現を使ってみたが、実際はナルシスティックな感傷に浸ることでしか得られないカタルシスをむさぼっているだけだ。経験というのは自分の中に無意識的に息づいているし、どこからともなく情報は伝わって他人はそれを面白おかしく語り合うのだから、振り返る必要なんてないのかも。
失敗の種類を沢山知っていることは良いことだと信じてる。でも自分のいないところで面白おかしく語られるのは、あまり気持ちの良いものじゃない。それが自分の宿命なんだと受け入れていても、僕の知らないところで「虚像」が一人歩きしていつのまにか、自分が「自分」でなくなってしまうのは少し怖かったりもするよ。
「飛び降りちゃったんだもの、パラシュートが開いてくれなきゃ困るんだ」
そんな冗談を言いながら本当はけっこう必死に生きてたりするよな。でもパラシュートが開かなかくて墜落したからといって死ぬわけでもない、こうして僕は今日もつまらない戯言を吐きながらちゃんと生きてる。失敗を誇らず恥じず、密かに確かにわが身の血肉とし未来を生きよう。そして迷ったら勇気のいる方へ。
勇気のいる方へ。
◆ 2007.10.10 Wed
アコースティックなRadiohead
Radioheadアコースティックな演奏もおいらは好きだ。
thomとJonnyのデュオってのがまた良いし、凄く素朴な音がするから染みったれ感があってたまらない。パリでのスタジオライブらしいけど、これは生で聴いてみたかった。最近Radioheadばっかりですみません。
There There
No Surprises
I Will
Knives Out
自分を奮い立たせたい時なんかにアゲアゲの曲を聴いても逆効果だ、むしろ曲調と自分との間に乖離が起きて萎えるだけ。闇から自分を救えるのはやっぱり闇だと思う、頭でそうわかってるつもりでも頑張れない人に対して、無神経に「頑張れ」なんて言葉を吐く人は多いよね。悪意のない悪ってばナンセンス。
thomとJonnyのデュオってのがまた良いし、凄く素朴な音がするから染みったれ感があってたまらない。パリでのスタジオライブらしいけど、これは生で聴いてみたかった。最近Radioheadばっかりですみません。
There There
No Surprises
I Will
Knives Out
自分を奮い立たせたい時なんかにアゲアゲの曲を聴いても逆効果だ、むしろ曲調と自分との間に乖離が起きて萎えるだけ。闇から自分を救えるのはやっぱり闇だと思う、頭でそうわかってるつもりでも頑張れない人に対して、無神経に「頑張れ」なんて言葉を吐く人は多いよね。悪意のない悪ってばナンセンス。
◆ 2007.10.09 Tue
Radiohead - Creepと私
コンバンワァ〜!(トムヨーク)
以前の日記でも既に紹介したけど、レディオヘッドの「Creep」ってへタれな曲が僕は好きだ。やさくれた時や、恋愛とか悩んでる時なんかによく聴いたりする、「懊悩する自分に酔ってんじゃねえよ!」って言う人もいるけど、人前でリアリストぶる人間の方が意外と1人の世界はロマンティックだったりするよね。まぁ落ち着け、プリンでも食え。
歌詞がなんともいえず悶々としてるので、ここに意訳と共に紹介。長くてすんません、まぁ興味ない人は読み飛ばしてくれ!でも、この歌詞には共感しちゃうんだよなぁ…恋なんかするといっつもこの歌詞みたいなことばっか考えてるヤンデレです。コンバンワァ〜!(トムヨーク再び)
んで、たまたま最近このRadioheadの名曲を椎名林檎ちゃんやら、ACOといった日本の女性ヴォーカリストたちがカヴァーしているというのを知った。もちろん本家の演奏が一番好きなんだけど、なんか女性特有の味というかポップさがあって新鮮だったから紹介。
ACO
椎名林檎
林檎ちゃんは英語も巻き舌で歌うんだな、すげー。ついでに検索で引っ掛かったBeckがライブの合間に遊びで歌ったCreepも紹介。Beckが歌ったら結構ハマるんじゃないかなと個人的には思ってたので、思わずニンマリしちゃったよ。
んで、最後は本家で口直しと。
10月10日にはいよいよRadioheadの新譜のダウンロードが開始です、楽しみだー!!!
以前の日記でも既に紹介したけど、レディオヘッドの「Creep」ってへタれな曲が僕は好きだ。やさくれた時や、恋愛とか悩んでる時なんかによく聴いたりする、「懊悩する自分に酔ってんじゃねえよ!」って言う人もいるけど、人前でリアリストぶる人間の方が意外と1人の世界はロマンティックだったりするよね。まぁ落ち着け、プリンでも食え。
歌詞がなんともいえず悶々としてるので、ここに意訳と共に紹介。長くてすんません、まぁ興味ない人は読み飛ばしてくれ!でも、この歌詞には共感しちゃうんだよなぁ…恋なんかするといっつもこの歌詞みたいなことばっか考えてるヤンデレです。コンバンワァ〜!(トムヨーク再び)
When you were here before
(前に君が此処にいた時)
couldn't look you in the eye
(君の瞳を見ることが出来なかった)
You're just like an angel
(まるで天使のようで)
Your skin makes me cry
(触れるだけで涙がこぼれそうだよ)
You float like a feather
(君は美しい世界に)
in a beautiful world
(羽根の様に浮かんでる)
I wish I was special
(僕も君のようにいたいのに)
you're so fuckin' special
(君は特別なんだ)
But I'm a creep
(それなのに僕はクズなんだ)
I'm a weirdo
(僕じゃあ駄目なんだ)
What a hell 'm I doing here?
(こんなところで何をしてるんだろう)
I don't belong here
(僕の居場所なんかじゃないのに)
I don't care if it hurts
(どれだけ痛くとも構わない)
Just wanna have control
(自分で在りたいんだ)
I want a perfect body
(強くなりたい)
I want a perfect soul
(心も、体も)
I want you to notice
(僕の存在に)
when I'm not around
(意味を持って欲しいんだ)
You're so fuckin' special
(君が特別だから)
I wish I was special
(僕もそうで居れたらいいのに)
But I'm a creep
(それなのに僕はクズなんだ)
I'm a weirdo
(僕じゃあ駄目なんだ)
What a hell 'm I doing here?
(こんなところで何をしてるんだろう)
I don't belong here
(僕の居場所なんかじゃないのに)
She's running out again
(また彼女が何かを必要としている)
She's running out
(何かを)
She run run run run...
(そう…何かを)
What ever makes happy
(君を幸せに出来るのなら)
What ever you want
(何だってするよ)
You're so fuckin' special
(君のためだったら)
I wish I was special
(僕に出来るのなら)
But I'm a creep
(でも僕はクズなんだ)
I'm a weirdo
(僕じゃあ駄目なんだ)
What a hell 'm I doing here?
(こんなところで何をしてるんだろう)
I don't belong here
(僕の居場所なんかじゃないのに)
I don't belong here
(僕なんかは必要じゃないのに)
んで、たまたま最近このRadioheadの名曲を椎名林檎ちゃんやら、ACOといった日本の女性ヴォーカリストたちがカヴァーしているというのを知った。もちろん本家の演奏が一番好きなんだけど、なんか女性特有の味というかポップさがあって新鮮だったから紹介。
ACO
椎名林檎
林檎ちゃんは英語も巻き舌で歌うんだな、すげー。ついでに検索で引っ掛かったBeckがライブの合間に遊びで歌ったCreepも紹介。Beckが歌ったら結構ハマるんじゃないかなと個人的には思ってたので、思わずニンマリしちゃったよ。
んで、最後は本家で口直しと。
10月10日にはいよいよRadioheadの新譜のダウンロードが開始です、楽しみだー!!!
◆ 2007.10.05 Fri
マーラー「交響曲第6番《悲劇的》」について
マーラーの交響曲は全部好きだ。今更ですけど。
高校時代には全集単位で買い集めてた、あれは病気だったな。どの作品も傑作だと思うが、今日は交響曲第6番《悲劇的》の話をしたい。この曲は終楽章に「ハンマー」が使われることで有名だ、知らない人は「え、ハンマー?」って言うと思うけど、見たまんまハンマーです。(笑)
「ちゅどぉぉぉぉーん!」という宇宙映画のSEみたいな音に思わず笑う人もいるだろう、これは近くで撮ってるせいもあって強烈。「運命の打撃」なんて奥さんのアルマ・マーラーは呼んでいたが、もはやこれは「運命の爆発」といって良いレヴェルだ。
しかしこのハンマーの音の作り方も演奏によって本当に様々。回数にしても基本は2回出てくるのだが、第一稿では3回だったので、今でも3回打たせる指揮者もいる。作曲当初は5回入れる構想だったらしい、濫用すると効果が薄れるので削って正解だと思う。
いきなり、ハンマーマニアみたいな話をしたのには理由がある。それはハンマーだけに焦点を絞った聴き比べ、という面白い動画をみつけたからだ。こういうのありそうでなかった。
マラ6も本当に良く聴いた作品けど、こういう聴き方はしたことなかったからかなり新鮮だった。選ばれてる演奏もなかなかセンスのあるチョイスで音質もそこそこだから、色々な演奏が楽しめる。しかし、久しぶりに断片だけを何度も聴いて思ったが、やっぱマラ6は名曲だね。
さて、あなたはどのハンマーが好み?(笑)
高校時代には全集単位で買い集めてた、あれは病気だったな。どの作品も傑作だと思うが、今日は交響曲第6番《悲劇的》の話をしたい。この曲は終楽章に「ハンマー」が使われることで有名だ、知らない人は「え、ハンマー?」って言うと思うけど、見たまんまハンマーです。(笑)
「ちゅどぉぉぉぉーん!」という宇宙映画のSEみたいな音に思わず笑う人もいるだろう、これは近くで撮ってるせいもあって強烈。「運命の打撃」なんて奥さんのアルマ・マーラーは呼んでいたが、もはやこれは「運命の爆発」といって良いレヴェルだ。
しかしこのハンマーの音の作り方も演奏によって本当に様々。回数にしても基本は2回出てくるのだが、第一稿では3回だったので、今でも3回打たせる指揮者もいる。作曲当初は5回入れる構想だったらしい、濫用すると効果が薄れるので削って正解だと思う。
いきなり、ハンマーマニアみたいな話をしたのには理由がある。それはハンマーだけに焦点を絞った聴き比べ、という面白い動画をみつけたからだ。こういうのありそうでなかった。
マラ6も本当に良く聴いた作品けど、こういう聴き方はしたことなかったからかなり新鮮だった。選ばれてる演奏もなかなかセンスのあるチョイスで音質もそこそこだから、色々な演奏が楽しめる。しかし、久しぶりに断片だけを何度も聴いて思ったが、やっぱマラ6は名曲だね。
さて、あなたはどのハンマーが好み?(笑)
◆ 2007.10.05 Fri
妄想力が恋愛を助ける?
世の中には「遊ぶ異性」と「付き合う異性」の二種類がいるんだそうな。
基本的に前者は刺激と興奮を与えてくれ、後者は安らぎを与えてくれる。でも人間は最終的には「付き合う異性」を求めるようになる、自分だけの安らぎや癒しが欲しいんだな。
色んな痛い目を見た人間は最後は安らぎに帰りたくなる。これが欲望に負けた人間を救うことが出来る最後の砦、動物でいうところの「帰巣本能」である。でもそれじゃ遅いんだよ!知的生命体らしい「工夫」が必要なんだと僕は思った。
単純な話で、「付き合う異性」との間に刺激と興奮を生み出せるようお互い工夫すればいいということ。付き合いが長くなると自然と倦怠に溺れていく、本当の意味で交際が終わるのは、その倦怠の中で刺激や興奮を生み出す活力さえ失ってしまった時なんだろう。
片思いの時や付き合い始めは確証バイアスみたいなものに囚われて、お互い勝手に納得し合ってるから平和なもんだ。「やっぱり俺たちは付き合ってる!」みたいなことをお互いに確認してるだけで楽しいから、あれが永遠に続いたらハッピーだろうな。
そう、人間にはある程度「妄想」で現実を補完するような都合の良さが必要かもしれん。妄想だとしてもそのお陰で現実にハッピーな気分になれるならありなんじゃないかと思い始めた。(笑)
やっぱ人間ってときめいてる時の方が生き生きしてるし、素敵だよ。
基本的に前者は刺激と興奮を与えてくれ、後者は安らぎを与えてくれる。でも人間は最終的には「付き合う異性」を求めるようになる、自分だけの安らぎや癒しが欲しいんだな。
色んな痛い目を見た人間は最後は安らぎに帰りたくなる。これが欲望に負けた人間を救うことが出来る最後の砦、動物でいうところの「帰巣本能」である。でもそれじゃ遅いんだよ!知的生命体らしい「工夫」が必要なんだと僕は思った。
単純な話で、「付き合う異性」との間に刺激と興奮を生み出せるようお互い工夫すればいいということ。付き合いが長くなると自然と倦怠に溺れていく、本当の意味で交際が終わるのは、その倦怠の中で刺激や興奮を生み出す活力さえ失ってしまった時なんだろう。
片思いの時や付き合い始めは確証バイアスみたいなものに囚われて、お互い勝手に納得し合ってるから平和なもんだ。「やっぱり俺たちは付き合ってる!」みたいなことをお互いに確認してるだけで楽しいから、あれが永遠に続いたらハッピーだろうな。
そう、人間にはある程度「妄想」で現実を補完するような都合の良さが必要かもしれん。妄想だとしてもそのお陰で現実にハッピーな気分になれるならありなんじゃないかと思い始めた。(笑)
やっぱ人間ってときめいてる時の方が生き生きしてるし、素敵だよ。
◆ 2007.10.04 Thu
子供の可能性
指揮をやっていて、小中学生なんかのいわゆるジュニアオーケストラを教えに行くことがたまにあるんだけど、普段高校生以上の「大人」を相手に合奏をしているので言葉選びに苦労する。難しいことを言うと意味が通じなかったりするし、いかにシンプルで印象的な言葉を投げかけるかということにいつも苦心する。
なんとなく中学生の演奏が聞きたくなって、アンコンの映像なんか探して色々と見ていたら。印象的な映像に出会った、中学生によるラヴェルの「クープランの墓」の演奏、フルート+オーボエ+サックス4本+マリンバ+コントラバスというアンコン向けの編曲版。
音程もテクニックも甘いところはあるけど、表現がとても上手で「大人」の表情のある演奏だった。こういうのを見ると、子供のもってるポテンシャルを引き出せていない自分の未熟さを憂いたくなる。でも同時に励まされた、子供の「可能性」を感じたよ。
音楽に限らず、教育でもなんでもまずは子供を「信頼する」という前提なしに物事を上手く運ぶのは難しいのかもね。子供はわけの分からない「モンスター」ではなくて「可能性の塊」だということ。言葉にすると月並みだけど、意外とそういう部分を忘れて子供とおっかなびっくり接してる人って多いんじゃないかな。
なんかそんなこと考えてたら子供が欲しくなった。産みたい!(俺が)
なんとなく中学生の演奏が聞きたくなって、アンコンの映像なんか探して色々と見ていたら。印象的な映像に出会った、中学生によるラヴェルの「クープランの墓」の演奏、フルート+オーボエ+サックス4本+マリンバ+コントラバスというアンコン向けの編曲版。
音程もテクニックも甘いところはあるけど、表現がとても上手で「大人」の表情のある演奏だった。こういうのを見ると、子供のもってるポテンシャルを引き出せていない自分の未熟さを憂いたくなる。でも同時に励まされた、子供の「可能性」を感じたよ。
音楽に限らず、教育でもなんでもまずは子供を「信頼する」という前提なしに物事を上手く運ぶのは難しいのかもね。子供はわけの分からない「モンスター」ではなくて「可能性の塊」だということ。言葉にすると月並みだけど、意外とそういう部分を忘れて子供とおっかなびっくり接してる人って多いんじゃないかな。
なんかそんなこと考えてたら子供が欲しくなった。産みたい!(俺が)
◆ 2007.10.04 Thu
秋の夕暮れに想う
今日の夕焼けは凄く秋っぽくて素敵だった。
思わず福永武彦の「海市」にでてくる大好きな夕焼けの描写を思い出した、何故かこのフレーズ全部覚えてるんだよなぁ。詩の書ける小説家の文章はなんともいえない風情がある。彼の小説は、それそのものが一つの長大なポエムを成しているような感じがする。
福永作品には10代の終わりごろに出会って、かなり影響受けた作家の1人だ。「忘却の河」が一番好き、これは是非読んでいない方には読んでいただきたい。「草の花」も名作だと思う、人を愛することの意味を改めて考えさせられた。
日常世界においても、人の心を打つ人間の言葉は得てして詩的だと思う。ただし例えば福田康夫首相のような人間の言葉は「詩的」というのではなく、ただ単に「曖昧」なだけだから、そこは勘違いしない方がいい。芯のない人間の詩は心には届かない。
…げほげほ。脱線した。
秋って意味もなく寂しくなってしまう、内省的になりやすい。でも一番好きな季節は「秋」だ、日本が最も美しくなるのも秋じゃないかな。昔京都に行っていた頃に観にいった、京都の紅葉の美しさは今も忘れられない。日本人であることを誇らしく思ったなぁ。
毎年言ってるが秋はブラームスの小編成の作品がよく似合う、中でも後期ピアノ曲集、クラリネットソナタは個人的な感覚から言うと「秋」そのものといって良いような作品だと思うんだ。(好きな演奏については、こちらを参照)
YouTubeからブラームスのピアノ曲の中でも好きなものを紹介。
【演奏】 スヴャトスラフ・リヒテル(Pf)
【演目】 7つの幻想曲 Op.116 より第5曲「間奏曲」
【演奏】 ニコライ・ルガンスキー(Pf)
【演目】 6つの小品 Op.118 より第2曲「間奏曲」
いうまでもなく晩年のブラームスの音楽には「孤独」の匂いがする、僕は秋の孤独とブラームスの孤独をどこかで重ねてるんだと思われるな。いずれにしろこんなに人の心を叙情的にする季節って他に無いんじゃないかな。安心な僕らは、今年も秋に酔いしれろ!
夕日が近づいていた。
水平線の向うの西空が素早く変化していた。
一面に黄ばんだ雲の群が、明るい橙色の地肌と
隈取りした紫とに染め上げられた。
ちょうど水平線の上まで落ちかかった太陽が、
雲の合いだから血潮を滴らせ、
その血はくろずんで水平線にこびりついた。
思わず福永武彦の「海市」にでてくる大好きな夕焼けの描写を思い出した、何故かこのフレーズ全部覚えてるんだよなぁ。詩の書ける小説家の文章はなんともいえない風情がある。彼の小説は、それそのものが一つの長大なポエムを成しているような感じがする。
福永作品には10代の終わりごろに出会って、かなり影響受けた作家の1人だ。「忘却の河」が一番好き、これは是非読んでいない方には読んでいただきたい。「草の花」も名作だと思う、人を愛することの意味を改めて考えさせられた。
日常世界においても、人の心を打つ人間の言葉は得てして詩的だと思う。ただし例えば福田康夫首相のような人間の言葉は「詩的」というのではなく、ただ単に「曖昧」なだけだから、そこは勘違いしない方がいい。芯のない人間の詩は心には届かない。
…げほげほ。脱線した。
秋って意味もなく寂しくなってしまう、内省的になりやすい。でも一番好きな季節は「秋」だ、日本が最も美しくなるのも秋じゃないかな。昔京都に行っていた頃に観にいった、京都の紅葉の美しさは今も忘れられない。日本人であることを誇らしく思ったなぁ。
毎年言ってるが秋はブラームスの小編成の作品がよく似合う、中でも後期ピアノ曲集、クラリネットソナタは個人的な感覚から言うと「秋」そのものといって良いような作品だと思うんだ。(好きな演奏については、こちらを参照)
YouTubeからブラームスのピアノ曲の中でも好きなものを紹介。
【演奏】 スヴャトスラフ・リヒテル(Pf)
【演目】 7つの幻想曲 Op.116 より第5曲「間奏曲」
【演奏】 ニコライ・ルガンスキー(Pf)
【演目】 6つの小品 Op.118 より第2曲「間奏曲」
いうまでもなく晩年のブラームスの音楽には「孤独」の匂いがする、僕は秋の孤独とブラームスの孤独をどこかで重ねてるんだと思われるな。いずれにしろこんなに人の心を叙情的にする季節って他に無いんじゃないかな。安心な僕らは、今年も秋に酔いしれろ!
◆ 2007.10.03 Wed
Radiohead新譜
Radioheadの新作のリリース情報がついに出ました。
何日か前から公式サイトのブログDead Air Spaceで複線として暗号が書かれていたので、そろそろ来るなーとは思ってたんだけど。Jonny Greenwoodによる10月1日の投稿でついにその全貌が明らかになった。3年間の沈黙は破られた!
タイトルは「In Rainbows」、二枚組というから驚き。すでに新譜のオフィシャルサイトもオープンしてて、そこで予約できる。ダウンロード版とディスクボックス(アナログ&CD2枚組)の二つがあって、ダウンロード版は10月10日、ディスクボックスは12月3日に発送されるそうな。
ディスクボックスは£40(約9400円)と少々高めだが、ブックレットや画像などてんこ盛りのセット、デジタルダウンロードの権利も買えるので10月10日にダウンロード音源を聴くこともできるからこっちの方が絶対おすすめだと思う。
面白いなと思ったのは、ダウンロード版の金額欄に自分が決めた価格を入力できて、購入者に任されていること。"It's up to you"って出て一瞬ポカーンとしたよ。(笑)一切プロモーション無しで行くらしいし、大物はやることが違う。音楽業界に喧嘩を売ってる!
ちなみに収録曲はこんな感じ。
収録曲の中のいくつかはYouTube内で観ることができる、まぁ「VIDEOTAPE」と「DOWN IS THE NEW UP」はThom Yorkeのソロ曲といった方が良い曲だから、「NUDE」と「ARPEGGI」を聴いて妄想すると良いんじゃないかな。(笑)
「VIDEOTAPE」
「DOWN IS THE NEW UP」
「NUDE」
「ARPEGGI」
作風はOK COMPUTERに近いなんて言われてる、まぁ実際「NUDE」なんかはOK COMPUTERの製作段階でお蔵入りになってしまった曲だもんね。まぁとにかく、楽しみだ。最近ろくな新譜に出会えてなかったので、久々にテンション上がってきた。
何日か前から公式サイトのブログDead Air Spaceで複線として暗号が書かれていたので、そろそろ来るなーとは思ってたんだけど。Jonny Greenwoodによる10月1日の投稿でついにその全貌が明らかになった。3年間の沈黙は破られた!
タイトルは「In Rainbows」、二枚組というから驚き。すでに新譜のオフィシャルサイトもオープンしてて、そこで予約できる。ダウンロード版とディスクボックス(アナログ&CD2枚組)の二つがあって、ダウンロード版は10月10日、ディスクボックスは12月3日に発送されるそうな。
ディスクボックスは£40(約9400円)と少々高めだが、ブックレットや画像などてんこ盛りのセット、デジタルダウンロードの権利も買えるので10月10日にダウンロード音源を聴くこともできるからこっちの方が絶対おすすめだと思う。
面白いなと思ったのは、ダウンロード版の金額欄に自分が決めた価格を入力できて、購入者に任されていること。"It's up to you"って出て一瞬ポカーンとしたよ。(笑)一切プロモーション無しで行くらしいし、大物はやることが違う。音楽業界に喧嘩を売ってる!
ちなみに収録曲はこんな感じ。
[Disc 1]
15 STEP
BODYSNATCHERS
NUDE
WEIRD FISHES / ARPEGGI
ALL I NEED
FAUST ARP
RECKONER
HOUSE OF CARDS
JIGSAW FALLING INTO PLACE
VIDEOTAPE
[Disc 2]
MK 1
DOWN IS THE NEW UP
GO SLOWLY
MK 2
LAST FLOWERS
UP ON THE LADDER
BANGERS AND MASH
4 MINUTE WARNING
収録曲の中のいくつかはYouTube内で観ることができる、まぁ「VIDEOTAPE」と「DOWN IS THE NEW UP」はThom Yorkeのソロ曲といった方が良い曲だから、「NUDE」と「ARPEGGI」を聴いて妄想すると良いんじゃないかな。(笑)
「VIDEOTAPE」
「DOWN IS THE NEW UP」
「NUDE」
「ARPEGGI」
作風はOK COMPUTERに近いなんて言われてる、まぁ実際「NUDE」なんかはOK COMPUTERの製作段階でお蔵入りになってしまった曲だもんね。まぁとにかく、楽しみだ。最近ろくな新譜に出会えてなかったので、久々にテンション上がってきた。
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