◆ 2007.07.18 Wed

人間の強さ

今日は病院にお見舞いに行ってきた。

癌でちょっと前に入院して、もう転移も進んでいてそんなに長くは生きられないかもしれない女性。正直会うまではどんな声をかけていいか分からなかった。でも、あの人は「いつも」のように笑顔で迎えてくれた。そのことに僕は安心したし、なにより嬉しかった。

見ているだけで元気になりそうな黄色の花を買っていったのだけれど、喜んでもらえて安心した。「プリン食べてー」なんていわれてご馳走になったりして、今の環境でできる一番のもてなしをしようとするその「心意気」にはちょっとグッとくるものがあった。

彼女は「強い人」だと思った、あの人は「闘っている」。僕は最後まで奇跡が起こることを強く信じたい。

ふと、故・佐藤功太郎先生のことを思い出した。(彼は、僕が音楽の道に進もうか悩んでいることを最初に打ち明けた相手であり、大変お世話になった指揮者である)葬儀の時に奥さんから聞いた話は今も心の中に強く残っている、彼女の姿を見ていて、先生が最期に見せた「人間の強さ」というべきものを思い出した。

人間は本当に強い。

中越沖地震が起きた直後というせいもあるのだけど、「死の理不尽さ」について最近またよく考えている。全て神の意思だというなら、僕はもう彼らを信用しない。命を一瞬にして奪い去られた人間の無念さを想い、ゆっくりと迫る「死」と向き合う人間の苦悩を想う。

僕は死を美化し何とか生きてきたようなところがあるけど、実際のところ死はかくも生々しい。時々酷く打ちのめされる。

でも、その度に「生きなきゃ」と思う。みんなも生きていってください。命ある限り。

Comment


管理者にだけ表示を許可する

TrackBack

TrackBackURL
→ http://taximusica.blog7.fc2.com/tb.php/230-197c951b


Template by まるぼろらいと / ホームページ アフィリエイト レンタルサーバー FC2ブログ